企業の健康経営を学びに『全国産業安全衛生大会』in大阪へ参加!

企業の健康経営を学びに『全国産業安全衛生大会』in大阪へ参加!

2025年9月10日〜12日に大阪で開催された

『全国産業安全衛生大会』に参加しました‼︎

昨年は広島で開催され、Welmapは2回目の参加です。

土木・電気・建設系の安全管理だけでなく健康経営・ダイバーシティ関連の報告もあるのが魅力的です。

分科会1日目

分科会1日目の今日は主にメンタルヘルス・健康づくり・健康経営部門を聴講。

保健師や人事の方だけでなく、

社員自ら健康経営の1つとしてプログラムを作ったり施策を打ったりする企業さんもいて、

とても活気のある発表ブースでした。

働く女性の健康課題「アンケート」による実態把握

中でも、TGロジスティクス株式会社

『働く女性の健康課題「アンケート」による実態把握』

という演題は興味深いものでした。

事務職や技能職という職務別で月経痛やPMSなどの症状に偏りがある

というアンケート結果を発表されていました。

確かに、事務職は座っている姿勢が長いことも関係しているかもしれませんもんね。

行動を変える心理学

また本日最終講演の飛田伊都子さんの『行動を変える心理学』も勉強になりました。
人の行動を遺伝的要因や過去の行動履歴からではなく、

行動の環境要因からアプローチする、行動分析学のことについてでした。
その視点は私にはなかったものなので、

人の行動を分析する時は環境やどこに目を向けて声をかけるのかが重要だと勉強になりました。

 

分科会2日目

2日目はメンタルヘルス・健康づくり・健康経営に加え

ダイバーシティ関連も聴講しました。

自社の取り組みとして、運動や体操を取り入れることはもちろん、

がん検診の受診率を上げるには?、など、

こんな取り組みをするにはなかなかの労力がいるでしょう?

というものを発表されており驚きました。

日本理学療法士協会が算出した企業に理学療法士が介入する社会的インパクト

日本理学療法士協会の副理事である佐々木嘉光さんが、

イオン(株)イオンリテール(株)日本理学療法士協会が共同で

転倒労災防止等を目的に健康増進モデルを構築した発表をされていました。

社会的インパクトとして、

転倒防止の結果から向こう10年の安全の確率から労災費用の試算を出されており、

『理学療法士が介入する意味』を出されていました。
非常に勉強になったとともに、

ここまで試算することが療法士介入の意味を確立しているのだと勉強になりました。
ウィメンズヘルスの部門でもWelmapが出したい試算です。

治療と仕事の両立支援に対する「ピアサポート活動」

ブラザー工業(株)による『治療と仕事の両立支援』が興味深ったです。

4000名近くいる従業員にもかかわらず、

一人一人の現状を理解し、寄り添う様子が伺えました。

その裏には『ピアサポート活動』があったようです。

ピアサポートとは「同じ課題や環境を体験する人が、対等な関係性(ピア)で支え合うこと」。

産業保健スタッフだけでなく、

治療をしている人や治療の経験がある人から情報提供してもらったり、

座談会を開いたりして、治療しながらでも働ける工夫を一緒に話し合うそうです。

支え合う風土づくりが徐々に出来上がっている、そんな雰囲気を感じました。

 

企業で健康経営を担当している理学療法士との出会い

2日間でたくさんの企業の方々とお会いし情報交換をするなかで

ある企業の健康経営を担当している理学療法士さんと出会いました。

神奈川県に所在する(株)リカバリータイムズの石井宏和さんです。

石井さんは自社での健康経営を担当する傍ら、

地域と何か連携が取れないかと考えていらっしゃいました。

違う場所で同じ方向を向いている療法士がいらっしゃることは

とても勇気づけられました。

2日間で、たくさんの学びと出会いがありました。
Welmapとしてますます社会に還元していきたいと思います‼️

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